愛を積むひと

今日は昼からヒューマン&トラスト研究所のある大井町駅前のきゅりあんで品川区の憲法週間記念の講演と映画のつどいに参加、北海道の旭川付近をロケーションにした映画です。
1,000人くらいの方で会場はほぼ満員。
ほとんどが60代から80代の高齢者です。
最近の映画館ではこんなに混んでいることはないですし、密度の濃い中での映画鑑賞でしたが、泣きましたよ。
他からも鼻をかんだり、そっと涙をぬぐっている男性も多かったです。
というのは、この映画「愛を積むひと」は、東京下町の工場の仕事をたたんで北海道で残された人生をのんびりと過ごそうと移住してきた夫婦が主役です。
佐藤浩市さんと樋口可南子さん主演、素敵な二人です。

仕事一筋ゆえに、手持無沙汰になる夫。そこで石の塀を積むことを提案し、最初はいやいやながらも、楽しみも見出してきた中で妻が他界。
心臓に爆弾をかかえていたのを夫には隠しての移住だったこともあり、妻は遺言ともいえる手紙をあちこちに残していました。
別に遺産相続とかそういうことではなく、自分亡き後に夫を思ってのアドバイスともいえる言葉の数々。
そこに若者や娘、近隣の人とのかかわりも現れてくる。
「終活」や「老後」「子供や孫」などなど、ロケーションは異なっても、親しみやすくストレートに伝わりやすい内容でしたね。
私もいっぱい泣きました。
それにしても、樋口可南子さんみたいな話し方好きだな~、憧れるな~
残念ながら私のキャラとは相当離れているけれね、これから60代に向けてを考えていくと、少し落ち着いた雰囲気も意識してみようかしらと思ったりして。