収集癖の終活

昨日は久しぶりの完全オフ、雨も降っていたので、家にこもって荷物の片付け。
私は時代時代で凝るものがあって、なかなか物を捨てられないほうだけれど、父母の家のたくさんの荷物を見たらさすがに終活は大事と自覚するようになりました。
実家の家の片づけをした時に、ほんとに足腰疲れるし、それに何か得体のしれないエネルギーを使うことを実感、高齢になればなるほど難しくなるのは致し方ないな~と感じました。
元気なうちにやっておこうと思いつつ、現役世代は難しいのよね~、なので、引っ越しは最高の物を捨てるチャンスなのです。それでだいぶ荷物は減っては来たのですが、ま、しばらく引越はなさそうだし。

それで、昨日は思いきって着物本と旅行関係の本の整理と処分してみました。
着物の本、60冊くらいありました。
着物サロンとか美しい着物などのセレブ系の本はとうに処分をしていたのですが、普段着物のお手本ともいえる、しかも、私が着物にはまり始めたとほぼ同時期に出版された「七緒」はなかなか処分できず、創刊号から持っていました。
この数年、ほとんど着物は着なくなったのに、季節ごとにやっぱり買っていたけれど、そんなに読むこともなく、なんとなく買っておく感じになっていました。
そう、今はページを開いてもそんなに気持ちが浮き立つこともなくなっているのに、、、
というわけで、思いきってほとんど処分。

こうやって、少しずつ、少しずつ、やっていきましょう。
さて、次の課題は大量の着物です。
みんな思い入れがあるのだけれど、でも、もう毎日は着ないだろうなと思うので、「本当に大事なものだけセレクトすればいいのよねぇ~」って分かっていますが、大事なものが多すぎて、あぁ~これが絹の魔法なんだなと思うのです。

絹には生命が宿っているから、御蚕さんが命を無くして繭から糸を引くのです。そんな絹糸を使った着物を普通に燃えるゴミとかで処分するのは本当に心が痛んでしまうという、、、
ちょっと馬鹿げていると感じる方もいるかと思うのですが、何故か着物の絹に関してはそういう深い情が湧いてしまうのです。

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