雪ふらしの小川家

今日はお休みをいただき、母の49日法要、納骨式でした。位牌も出来上がり、その魂移しも致しました。

うちは宗派自由な霊園なのですが、父の七回忌の時と同じお坊様が来られました。

最初に納骨。

墓石をずらして骨壺を入れました。すでに入っているのは父と、祖父母のお骨。

祖父母のは移してきたので本当に小さな骨壺ですが、父母のは意外と大きくって二つを入れると内部のコンクリートの空間を結構占めていくから、何人位はいるのだろうか?とふと思ってしまいました。

昔ながらの土の中の落とすのではないから、はいる数が決まってしまうという世知辛いことになるのだよな~と思いつつ、

最近では亡くなってまで○○家のお墓に入りたくないということで、死後離婚も増えているらしいですね。

お骨を収めてしまうと、形(物質)として母を見られる最後です。

その後法要のお経の中、総勢10名が順次焼香して、とどこおりなく式は終わりました。

寒かったけれど、雨雪でなくって良かったね~と話をしていたら、あれ!

来たーーーーー!

あられのような雪がチラッと舞ってきたのです。

私はすごく嬉しかった。

祖父の時は大雪だったのですが、

その後、父の時も雪を降らし、母の時は遠慮がちにチラツカせてくれて、小川家は雪降らし。

ちゃんと合図を送ってくれました。

 

父母を見送った事で、常識的な言い方ですが逆縁を防ぎ、子としての仕事を終えて一段落。

これから更に自分らしく生きることが出来ます。

母も父も私がやりたいことをやる人間だと言うことを知っていて、それに反対されることはありませんでした。

反対しないということは、賛成して応援するのとも違います。

大人なのだから、自分で自分の始末をしなさいということでしょう。

そういう意味で家族の独特の距離感がある家だったようにも思います。

 

今日は妹と今後の事についても少し話をして本音を聞きました。

いよいよ私も終活を真剣考えていく必要が生じています。

終活は何も数年間のプランではなくおおよそ30年位の単位でのライフスタイルについてです。

自分が何をして何を成し、どんな場所でどんな生活を送っていくのか、、、

計画通りにいくかなんて分かりませんが、ビジョンを描くことで見えてくるものがきっとあるでしょう。