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亡き父母に会う、出羽三山での体験

昨日の続きで、出羽三山のお話。そう!私な亡き父と母に会うという意図をしたのです。

 母が亡くなってからまだ1年は経っていません。

 が、もうすでに成仏しているのは感じているので、ただ、父と母が一緒に降りてきてくれたら良いなとおもったのです。

 

私は父が亡くなる前のもうほとんど話も出来なくなっている時ですが、それでも耳は聞こえています。言っていることは分かっています。

 

なので、父にレイキをしながら、レイキを学んで本当に良かったことを話し、そして認知症になった母が亡くなった時には必ず必ず迎えに来てねとお願いしました。母の葬儀の時には無事に向こうに行けるように、写経と四国八十八ヵ所のお遍路の時のおいずる(白衣に各所で朱印を押してもらったもの)をかけてもらいました。いろいろな思い出の品、孫が書いたありがとうの絵とか、大好きだった洋服や着物などもお棺の中に納めましたが、さすが、おいずるは一番外側に係りの人がかけてくれました。

 

むこうに行ってから、さて、それぞれにいるのかどうか分かりません。

亡くなった父とは時々繋がっていることを感じるのですが、母は本当に最後の数年は、ちょっと私からみてもどうなのだろうか、これで幸せなのだろうかと逡巡する思いもあったので、亡くなった時にはあぁ~やっと肉体を離れて本来の自分にもどっていけると思ったものです。

 

それで夫婦としてそんなに仲良しってほどではなかったですが、まあ、むこうで穏やかに過ごして、次の準備も進めていければ何よりだと思っていました。

 

特に何かを聞きたいとか伝えたいという強い意志があったわけではありません。それに今回は個人ではなくツアーで行っているので、そんなに時間が取れるかもわからなかったのですが、それでも呼んでみたのです。 

 

本を鵜呑みにするのはどうかとは思いますが、桜井識子さん的には、死者と会うためには、湯殿山、羽黒山、月山の順番が必須だそう。しかも彼女は月山の頂上まで行かれていましたが、幸いツアーのまわる順番もこの順番だったのです。

 

過去現在未来でいうと、過去が月山、現在が羽黒山、未来(来世)が湯殿山とも言うので、ちょっと不思議だったのですが、まずは、湯殿山の神さまが死者を探して連れて来てくれ、羽黒山に行くうちにさらにその実体が強くなっていき、月山ではまさに死者と一緒に登り、頂上で神様が向こうに連れて帰ってくれるという算段だそうです。

 

 

まず、湯殿山で父母を呼びます。すると、撮影禁止の道すがら、蛇(マムシ)がとぐろを巻いて道の端に出てきました。 

ある人は縁起が悪いなんて言っていましたが、私ににはちゃんとお使いだとわかったし、むしろ何て縁起が良いと思いました。

他の人達も蛇は縁起がいいですよ、財運、ザックザクになりそう~何て言ったり^^

それはそれで素晴らしいですよね

 

さらに下ってお祓いを受ける場所の近くでは大き目の青大将が待っていました。

私の父母は巳年ですから、ばっちりです。

すでにその印がやってきていたのです。

 

ゆっくりとお参りをしました。みんなと一緒にお参りをして、さらに先祖供養のお参りもしました。

帰りにも二匹を見ました。青大将とヤマカカシ(マムシにちょっと似ている)でした。

黒蝶々もやってきていました。(黒蝶々は亡き愛猫クロロの化身)

 

その日はそんなに気配もなく、宿に戻って爆睡。

翌日、羽黒山に。

杉並木の2446段の階段を山伏姿のガイドさんに先導されて、所々で絶妙にトークと休憩をいれてくれて、何とか登っていきました。

ここでは、御朱印に1時間位の時間がかかってしまいました。

 そのため、本殿と秘仏以外の場所は本当にさらっとで、父母の気配を感じることもなく宿に戻って来たのです。

 

ここでも黒蝶がやってきてくれました。

 

 

そして夜。本当はクタクタのはずですが、なかなか寝付けず、ふと父母に会話を投げかけると、

 「ピシッ」とラップ音が。

 おおおお、やっぱり傍にいるのか?

 今よんだから飛んで来たのか?

 そこは微妙なところでしたし、宿泊したところが神域の中なのかも微妙ですから、そこにとどまっているのは難しかったかもしれません

 

おそらく、羽黒山のふもとの講の宿とかですと、神域の中なので、そのままずっと滞在しやすいのだと思います。

 

祖父も父の時も母の時も雪がキーワードになっていたので、もしや明日は雨?いやいやそれはやめてね。まさか雪が難しかったら雹でも降らせる?などと話しつつ、雨はやめて下さいねとお願いしておきました。

 

そんな訳で夜に何回かのラップ音や気配を感じての3日目でした。

 

三日目は月山。そこは黄泉の国ともつながっているところらしく、だからこそ亡くなった霊と会える場所であり、帰る場所でもあるのです。

 

実は、私はいろは坂のごとくのカーブ山道のバスで、車酔いしてちょっとヘタっていました。

 

なので、山岳ガイドさんの後をメンバーが列をなして歩いていく最後のほうからついて行きました。

ここでもまた黒蝶が出てきてくれて、、、本当にクロロは可愛らしい~

 

散策しはじめに、黒い雲が遠くから寄せて来そうになったので、それは止めてもらい、止めてくれたのは龍神と父だと思いますが、ちゃんと景色も見られてベストな状態での散策が出来ました。

 

すこし雲が近づいていますが、雨雲は食い止めてくれています。

そして、月山から里に下りてきて、帰りのバスの途中、雨が降り出したのです。

あぁ~もどっていったのだなと私は理解しました。

 

雨は程なくやみ、雨具やカッパは全く不要で、3日間を無事にすごせました。

 

父母の姿と言っても、実体としての物質感はなく、イメージや音などでの交流でしたが、ちょっと不思議な体験でした。

レイキでも亡くなった人と繋がる方法がありますが、それとも微妙に異なる感覚でした。

 

 

今回はツアーとはいえ、わりとゆったりめの3日間の行程でしたのですが、死者を迎えて行きたい場合は本当は2日間がよいそうですよ。

 

霊が地上の降りているのに3日間はちょっときついそうです。

 

なので、ずっと一緒にいて欲しい場合は個人または同じ主旨の数人で静かに死者を呼び繋がりつづけて2日間にされたらよいかもしれませんね。