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20年かけて姫になった猫

昨日は朝の瞑想会でした。ZOOMではなくてリアルで、1時間座っての瞑想です。

お盆の近くだったので皆さん、ご先祖さまや父母など身近な方を思いつつの瞑想の方が多かったです。

 

私も昨年12月以来お墓参りはしていません。位牌のある妹のところでは今年はどうしているのかも聞いていません。

いつでも思うことはできますが、やはりお盆とか彼岸とかそういう時は、思いをはせることが多いのは確かです。

 

霊界はいったいどうなっているのか、うちの場合は父が先に亡くなって、その時に、すでに認知症が進んで施設に入っていた母のことを父は心配していたので、父が亡くなる前には、母が亡くなった時には必ず迎えに来てねと念入りに頼んでおきました。

 

父は迷わず行けそうだと思ったので、四国八十八カ所を回った時の朱印で埋まった白衣は母の時に使いました。

父もちゃんと迎えに来てくれていました。

 

ペットの場合も迎えというのはあるようですよ。

動物は人間とは異なるからという考え方もあるようですが、やっぱり関係のあった子とか、特殊な子は看取りの迎えや近くにきてくれるのを感じます。

 

ペットが亡くなる時はどんな場合も辛いものですが、ペットとの関わりというものは面白いもので、最初はそんなに好きでなくっても、ある時から飼い主さんと強い絆になっていく事例を見させてもらうことがあります。

 

ある方の猫ちゃんもそうです。

今では姫になっているけれど、その子はもともとは兄弟で暮らしていたノラさんでした。保護されてお家に入ってからも、お兄さん猫にべったりで、、、

 

飼い主さんのお家には結構な数の猫たちがいるので、それだけいると、猫社会の方が強いくらいみたいで、飼い主さんとの関わりがそれほど密で無くなります。

 

特に、家族がたくさんいるとでなく、一人暮らしの外に仕事をしに行っているひとのもとだと、時間的にも難しいのは確かです。家に戻ってきてから、ご飯やトイレの掃除など猫周りのことをやるだけでも随分と時間がかかってしまうのです。

 

特に、姫(名前は違う名前ですが)はとても気がきつい子で、お兄さん猫以外は信頼しない感が半端なく、飼い主さんとの相性もいまいちだったようです。

 

お兄さん猫と飼い主さんが仲が良かったから余計に嫉妬していたのかもしれません。

 

まあ、人間と一緒でそりが合わないことってあるな~と。もう15年以上いるのに未だに嫌われているという感じ。

それも、お互いに感が強い^^;

 

その姫もだんだんと年を重ねていき、ある時にお兄さん猫が旅立ちました。18歳くらいだったかな~

 

そのあとくらいから、年齢のせいなのか、ホルモン的なものか、昼夜構わず高い声で鳴くようになってしまいました。

特に夜中に響く声に飼い主さんはノイローゼ寸前、かなりのイライラ具合でした。

脱水も進んできて、嫌がる姫を何とか捕まえて病院にも通うようになりました。

 

こんな言葉を聞くと嫌な気持ちになる人もいるかもしれませんが、あまりの大きななき声と近所への遠慮もあり、

正直、早くお兄さん猫が迎えに来てくれないかと思っていたくらいだと…

ところが、それから半年位経った先日、その姫と飼い主さんの関係が劇的に変わっていたのです。

決して自分から近づかなかった姫が飼い主さんのもとに、そして飼い主さんも姫が可愛いってすごく感じています。

獣医さんも姫の変わりようにビックリしているとのこと。

そう、まさにそのお家の一番の猫、姫になっていました。

 

今年20歳を迎えた姫、長い年月がかかったけれど、これから亡くなる前の間、本当に飼い猫さんとなって暮らしていくんだな~と感心しました。

 

この子は別の猫ちゃん、もう大分前でしたが喉のがんがありましたが、ヒーリングの甲斐があり、良くなったんです。

 

今はもう15.16歳くらいかな~、喉の腫れもなく、懐いてきてくれます。

 

目ヤニがちょっと気になったけれどいっつもスリスリやってきて、人間が好きな猫ちゃんです。